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言語道断の政権 その犯罪的なまでの無策

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 今回の人質事件について、国民の6割が安倍政権の“対応”を評価しているというニュースがありました。いや、あんまりバカバカし過ぎるので、タイトルを見ただけで本文を確認などしていません。

 安倍政権のやっていることは、「現在、情報を収集中である」「ツマビラカにはできない」「言語道断」とかとかをオウムのように繰り返しているだけです(ついでながら、安倍晋三が“ツマビラカ”って言葉の意味を本当に分かっているのかどうか、実はあやしい)。

 私は「いつまで情報収集をやってるの?」と聞きたいです。
 情報を集めること自体に価値があるわけじゃないでしょう。情報とは、正確なそれに基づいて行動するためのもの。カードゲームじゃあるまいし、いくら「収集」を重ねたって、事態の解決に結びつくはずのものではありません。

 それにしても、推理小説みたいで、登場人物の全員が胡散臭い存在だったりで、まあ訳のわからない話ではあります。

 湯川氏の生首写真についての安倍晋三の発言は、拙速にすぎるというやつでした。もう少しうまい演技ができないのか、と感じます。
 殺害されたことの「信憑性」が高いなんて、画像の公開と同時と言っていいほどのタイミングで言ってしまう。その判断の根拠は一つも言わない訳です。

 菅の台詞も馬鹿げていますね。殺害を否定すべき根拠はない、というような言い方をしていました。それを肯定の意味で言っている。彼は論理的な思考ができないみたいですね。
 「否定の根拠がない」がイコール肯定になる? そんなことはありません。
 写真が合成である可能性はやたら高くて、後藤氏の母親は息子の声ではないと言っている。専門家が声紋が一致しないと断定すると、あわてて御用学者がそんなことはないとつくろう。
 果して殺害があったと判断できる確たる根拠もないのですから、正しい判断は「分からない」となるはずでした。

 御嶽山のときには「心肺停止状態で発見された」という表現が何回も使われていました。
 死亡となかなか簡単には言いません。拉致被害者が既に死亡していると発言した人が袋叩きにあったのも記憶に新しい。
 疑いがあるうちは、人の死亡は断言しないのが公的のやりかたなのですね。
 安倍の、拙速というか前のめりというか、あまりにも早すぎる「信憑性が高い」が不自然すぎるくらいは、誰だって気がつきそうなものです。
 いや、分かっていて誰も口にしないのでしょうけど。

 呆れはてたのが、今日の話。
 日本政府は、以後「イスラム国」と言わないことにする、って決定したそうです。
 これも、対応の不在を隠そうという意思がかけらもない露骨さです。事件へのまともな対応なんて何にもやっていないってことを平気で公表するのですから、こいつらは何者なんだと考えてしまいます(救助活動の最中に、これからは「おんたけさん」じゃなくて「おんたけやま」と呼んだ方がいいのではないか、なんて、いい大人たちが会議しているようなもんです)。

 他にやることがないのか? それが今やるべきことなのか?
 いや、明々白々に今やってはいけないことです。こういう時にわざわざ相手を刺激するような発表をするものですか。
 こんなのは相当のバカでも分かることでしょうから、意図的にやってるとしか考えられません。

 今回の事件が“やらせ”であるという説があります。これこそかなり「信憑性が高い」のですね。まあ、ともかくそうだとしたら、国民の目をあざむいて猿芝居をする政権は「言語道断」を百万回言っても間に合わないほどの「民衆の敵」です。

 また、そういう陰謀説が事実でないとしたら――
 それこそ、人質がいるのが分かっているのに中東に出かけて行く、こんな時にやらなくてもいい金のばらまきをして、敵の味方だと宣言してしまう。事件をここまでにした責任は、間違いなく安倍政権にあることになります。

 その責任にまともに向き合うこともできず、何の有効な対策も打たず、何をしているかと思ったら、なんと「イスラム国」の名称を検討している――ここまでバカな政権は、可及的すみやかに総辞職する以外に何かあるでしょうか。

 要するにどうころんでも、国民に不利益しかもたらさない政権であることに一点の疑いもないわけです。

 マスコミのウソである可能性は十分ありますが、こんな役立たずどもの「対応」を評価する6割の国民なんて、救いようのない烏合の衆でしょう。ほんものの、まじりっけのないバカどもだと思う次第です。


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